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聖城怪談録55

妖怪 2011/03/20

山代村あらや家来化ものに逢ふ事
山代村あらや何某といへる者、或日上川崎といへる所へ用の事ありて行きけり。夜に入りても帰らざりける故、家来上川崎へむかひに行かんと出でたり。其道に八つ塚とてあり。其地に年久しき狐居て、人をだます事あり。彼の家来も常に通りひなれたる道なれば、何心なく通りけるに、道のかたへなる畠の中より女一人出で、たばこの火をかして給はれといふ。夜の事、ことに女の畠の中より出づる事あやしき事ながら、くはへきせるして行きける故、すい付け給へといへば、辱しとてつときせるを出したるをみれば、きせるの長き事六尺計もあるべし。扨たばこの火を吹付くるやいなや、彼の家来はおそろしさに足早に行き過ぎたり。上川崎より主人の供をして帰りける時、彼の八つ塚の所へ来りて、家来余りあやしき事故、何ぞかはりたる事もあらんやと畠の中を見廻りたりけれども、すこしもかはりたる体なし。主人何故畠の中を見廻るとあやしみければ、しかじかの物語して山代へ帰りしと也。
現代語訳54P

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